無調整豆乳、調製豆乳、豆乳飲料の違いと期待できる効果を解説

ヘルシーな飲み物としておなじみの豆乳。いざ店頭で豆乳を購入してみようと思った時、「調製豆乳」「無調整豆乳」など様々な種類があって迷ったことはありませんか。今回は豆乳に含まれる栄養素と、豆乳の種類について管理栄養士が解説します。

目次

豆乳の栄養素

豆乳といえば体に良い飲み物というイメージがありますよね。では実際にどんな栄養素が含まれているのでしょうか。

たんぱく質

豆乳の原料は大豆です。大豆は「畑の肉」と呼ばれるほど、良質なたんぱく質を豊富に含みます。

たんぱく質は炭水化物や脂質と並ぶ「3大栄養素」のひとつで、人が生きるために必要なエネルギー源。また、人の皮膚、筋肉、臓器、毛髪などを形成する上で欠かせない栄養成分でもあります。

たんぱく質が不足すると、疲れやすくなる、筋肉量が減る、免疫力が下がる、肌荒れや毛髪のトラブルが起こりやすくなるなど、様々な弊害が起きる可能性があります。

サポニン

大豆にはサポニンも多く含まれ、コレステロールや中性脂肪など、血液中の余分な脂質を減らし、肥満予防への効果が期待できます。そのほか抗酸化作用があり、アンチエイジングにも効果があるといわれています。

ここまで大豆に含まれる代表的な栄養素を紹介しましたが、大豆にはそのほかにもビタミン、ミネラルなどたくさんの栄養素が含まれており、豆乳はとても健康的な飲み物といえます。

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無調整豆乳と調製豆乳の違いとは

そんな栄養価の高い豆乳。いざ豆乳を買おうと売り場を見ると、「無調整豆乳」「調製豆乳」「豆乳飲料」と種類が様々。それぞれの違いを見てみましょう。

無調整豆乳

豆乳に水以外のものを加えず、大豆固形分(製品から水分などを除いた、大豆の成分のこと)が8%以上のものを指します。ただし味や香料を一切加えていないため、大豆独特のにおいが強く、飲みにくいという人も。独特の風味が気になる場合はそのまま飲まず、料理やお菓子作りに活用するのがおすすめです。

冬場であれば牛乳の代わりに豆乳を使ったホワイトソースのグラタンやシチュー、野菜をたっぷり入れた豆乳スープや豆乳鍋なども体が温まり、おいしいですね。また豆乳に甘酒を加えた「甘酒豆乳」は、おいしい上に体にも良いと最近話題になっています。

調製豆乳

豆乳に砂糖や塩、油脂、香料などを加えて飲みやすくしたもので、大豆固形分が6%以上のものを指します。無調整豆乳よりも大豆成分は少ないものの、大豆に期待できる栄養素はある程度摂取できます。

豆乳飲料

豆乳に野菜やフルーツ、コーヒーなど様々なものを入れて作られた飲料を指します。大豆固形分が4%以上で果汁が入っていないものと、大豆固形分が2%以上で果汁が入っているものがあります。最近では種類も豊富で、私たちにとって一番身近な豆乳がこの豆乳飲料かもしれません。飲みやすいため生活習慣に無理なく取り入れられ、続けやすい点がおすすめです。豆乳飲料でも一定の栄養価は期待できますが、砂糖なども含まれるため飲みすぎには気をつけましょう。

豆乳は健康的で美しい体作りをサポートしてくれる飲料。まずは普段の料理の材料を牛乳から豆乳に変えてみるなどして、取り入れてみるのも良いですね。できることから始めてみてはいかがでしょうか。

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