ピーマンは切り方次第で食感や苦味が消える!料理の用途に沿った切り方を解説!

様々な料理に活用することができて彩りや食感を楽しめるピーマンですが、調理の際に独特の青臭さや苦味への対処、料理に合った切り方がわからず困ったことはありませんか?この記事では、ピーマンの基本的な下準備の方法や、青臭さ・苦味を軽減する方法、また料理の用途に沿った切り方を写真付きで解説します。調理の際に参考にしてみて下さい。

目次

ピーマンの下準備

まずは、切る前の下準備の段階からご紹介します。普段あまり気にせずに扱っているピーマンのヘタや種。ヘタや種を取るときの「簡単な方法」と「形を保ちたいときの方法」の2種類をご紹介していきます。

1番簡単な方法

①ピーマンを縦半分に切る。

②手でヘタの部分をタネごとちぎるようにして取り除く。

種もヘタも手で簡単にちぎれるので簡単ですね。

輪切りやピーマンの形を保ちたい時の方法

続いて縦切りせずに、ヘタや種を取る方法です。

①ピーマン上部のヘタの部分に垂直に包丁を入れて、ヘタを切り落とす。

②タネを切り離す。

ピーマンの切り口の断面を見ると、ピーマンとタネが繋がっている部分が3〜4箇所あります。そこに包丁を縦に入れて、2〜3cmの切り込みを入れ、タネを除きます。

ピーマンは切り方で食感や風味が変わる?その理由は?

ピーマンの苦みはやっぱり苦手…という方や、ピーマンが嫌いなお子様もいらっしゃると思います。実はこの苦味や食感は縦に切るか横に切るかで、大きく変わります。

ピーマンの繊維は縦方向に存在しているので、繊維を分断することで苦み成分が流出し、苦さを感じやすくなってしまうのです。

苦味を減らしたいなら縦切り

縦に存在している繊維に沿って、ピーマンを縦方向に切ることで繊維を分断することなく苦みを抑えることが出来ます。また、繊維を残すことができるのでシャキシャキとした食感も残ります。

火の通りを優先するなら横切り

ピーマンを横方向に切ると、繊維を分断することになるので苦味の成分が強くなりますが、火の通りがよくなります。また、ピーマンの繊維が口に残るのが苦手という方は、横切りすることで食感が柔らかくなり、繊維が残りにくくなるのでおすすめです。

まとめると、次の図のとおり

横切りでも苦味を軽減する方法はある?

ピーマンの苦味は茹でることで、軽減することができます。横切りにすることで火が通りやすくなるため、サッと湯がくだけでも十分です。その他にも、ピーマンを油で炒めてコーティングをする、また冷凍することで苦味を和らげることができます。

切り方にあった料理

ピーマンには料理の用途によって、さまざまな切り方があります。今回は5種類の切り方をご紹介します。

細切り(縦)

①ピーマンを半分に切り、ヘタとタネを取り除く。

②ピーマンを縦に並べ、包丁で2〜3mm幅に切る。

縦切りでは苦味が軽減できるので、サラダなど生のままでもおすすめです。また食感が残るので、他の具材の食感と一緒に食感を楽しめる青椒肉絲(チンジャオロース)などにしてもいいですね。

細切り(横)

①ピーマンを半分に切り、ヘタとタネを取り除く。

②ピーマンを横に並べ、包丁で2〜3mm幅に切る。

横切りにすると火が通りやすくなるのでサッと湯通ししてお浸しや、油で炒めものにするのもおすすめです。

乱切り

①ピーマンを半分に切り、ヘタとタネを取り除く。

②ピーマンのタネの付いていた方を手前に並べ、包丁を斜めに入れて不規則に切る。

大きく切ることで酢豚や回鍋肉などの味付けが濃い料理でも、ピーマン独自の食感や風味を残すことができます。

輪切り

①ピーマンのヘタとタネを「形を保ちたいときの方法」で取り除く。

②ピーマンを横に並べ、包丁で3〜4mm幅に切る。

お花のようなかわいらしい見た目になるので、サラダやサンドイッチ、ピザのトッピングに使うと彩りも見た目も華やかになります。繊維を分断しているので、苦手な方は薄切りにするのがおすすめです。

みじん切り

①ピーマンを半分に切り、ヘタとタネを取り除く。

②ピーマンを縦に並べ、包丁で2〜3mm幅に切る。

③ピーマンを横向きにして、2〜3mm幅に切る。

ハンバーグやピラフなどに入れると一気に彩りが鮮やかになります。繊維を分断しているので苦味が苦手な方やお子さん向けの場合には、一度湯がく等火を通すのがおすすめです。

丸ごと

実は丸ごと食べることで、ピーマンの種やワタに含まれている栄養素を逃がさずに楽しむことが出来ます。丸ごと焼く、また煮浸しにしても美味しいですよ。

切り方、調理で苦味や食感が変化!うまく使い分けよう!

苦手意識を持ちやすいピーマンですが、切り方によって苦みや食感が変わってきます。お料理の用途などに合わせて今回紹介した切り方をお試しいただき、日常に取り入れてみて下さい。

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