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えのきは冷凍保存でおいしさ長持ち!正しい保存方法と冷凍えのきを使ったおすすめレシピ
淡白な味わいで、きのこの中でも使い勝手のよいえのき。ついつい買いすぎてしまい、使い切れなかった経験はありませんか?食材のムダを防ぐためには、冷凍保存を活用するのがおすすめです。そこで今回は、えのきの正しい冷凍保存方法と、冷凍えのきを使ったおすすめレシピを紹介します。

えのきを上手に冷凍保存するポイント
えのきを冷凍保存するときは、以下の2つのポイントを押さえておきましょう。
「生のまま冷凍保存」でうまみアップ

えのきは冷凍後に加熱することで、うまみをより感じやすくなるといわれています。たとえば冷凍後に加熱したえのきは、冷凍せずに加熱したえのきと比較して、うまみ成分「グアニル酸」が増えたという研究結果も(※)。
これは冷凍後に加熱することで、えのきの細胞が壊れやすくなることが影響していると考えられます。細胞壁が壊れると「グアニル酸」を生み出す酵素の働きが盛んになるため、えのき自体のグアニル酸が増え、旨みがアップするというわけです。
そのため、えのきのうまみを引き出したい場合には「加熱後に冷凍する」のではなく、「冷凍後に加熱する」のがおすすめです。料理にえのきのうまみを活かしたいというときには、生のまま冷凍しましょう。
えのきは洗わずに保存・調理しよう
スーパーなどで購入したえのきは、衛生的な環境で栽培されているため、洗わずに調理に使えます。またえのきを流水でしっかりと洗うと、風味が落ち、水っぽい味わいになってしまうというデメリットも。
そのため、えのきを冷凍するときは「洗わずに保存すること」と「洗わずに調理に使うこと」がポイントです。もしも汚れが気になる場合には、キッチンペーパーなどでぬぐいとるようにしましょう。
えのきを洗わなくてよい理由についてはこちらの記事で具体的に解説しているので、あわせて参考にしてみてくださいね。
えのきの冷凍保存方法【保存期間:約1ヶ月】
えのきは購入した袋のまま冷凍庫に入れると、解凍してほぐすという手間がかかってしまいます。そのため以下に紹介する手順のように、根元を切ってからほぐして冷凍すると、調理の際に使いたい分だけを取り出すことができ、とても便利です。
手順
1. 石づきを切り落としたら、冷凍用保存袋に入れる

お好みに合わせて、長さを半分程度にカットしてもかまいません。
2. 袋の上から手で軽くほぐしたら、空気を抜きながら封をして冷凍庫に移す

解凍方法
自然解凍すると水っぽくなってしまうため、凍ったまま調理に使いましょう。
冷凍えのきを使ったおすすめレシピ3選
冷凍したえのきは使いたい分だけ袋から取り出して、炒め物や汁物などに加えるだけで食べられるので、調理の時短にも役立ちます。そこで冷凍えのきを使ってもおいしく作れる、3つのおすすめレシピを紹介します!
こんにゃくときのこのピリ辛炒め煮
こんにゃくとえのきの異なる食感を楽しめる一品です。甘辛い味付けと、えのきのうまみでご飯が進みます。
えのきとねぎのレンジナムル
小ねぎはキッチンバサミを使ってカットすれば、まな板や包丁を出す必要もありません。忙しいときや、おかずが少し足りないというときにも、パパッと作れるスピードメニューです。
たらときのこのヘルシーホイル焼き
冷凍したことでググッと増したきのこのうまみが、シンプルな味わいのたらと相性バツグン!
えのき以外のきのこもあらかじめ冷凍保存しておくと、さらに調理の手間が省け、とても便利です。冷凍保存の方法は以下の記事で紹介しています。
えのきの冷凍保存は、長期保存とうまみアップの一石二鳥!
安売りしていることも多いえのきは、まとめ買いしやすい食材。冷凍保存を活用すれば、1ヶ月ほどえのきを楽しめるだけでなく、うまみ成分が増えておいしく食べられるというメリットもあります。ぜひ今回紹介した方法を参考に、えのきの冷凍保存を試してみてくださいね。
▼えのきの気になる疑問を徹底解説!
「えのきの栄養ってなにが入ってるの?」「えのきに賞味期限ってあるの?」「カロリーはいくつ?」などの、えのきに関する疑問を管理栄養士がくわしく解説します。