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なめこは冷凍で賢く保存!一度に使い切らなくてもOK
なめこはお味噌汁の定番具材のひとつですが、賞味期限が短く、気づけばダメになってしまっていた……なんて経験のある方も多いのではないでしょうか。独特のヌルッとした食感が特徴のなめこですが、冷凍保存することでその食感を保ちつつ、長期保存することができるんですよ。今回はなめこの正しい冷凍保存の仕方をご紹介します。
なめこの一般的な賞味期限は2~3日
なめこの賞味期限はかなり早く、買ってから2〜3日を目処に消費する必要があります。他のきのこ類と比較してもなめこは傷みやすい食材のため、生であっても真空パックであっても、なるべく早く使用してください。
冷凍保存でおいしさそのまま、長期で保存できる!
賞味期限の早いなめこですが、冷凍保存することで長期保存が可能になります。目安は1ヶ月程度で、冷凍してもなめこならではのヌルヌル食感は失われません。買ってすぐに使わない分は冷凍保存しておきましょう。
簡単!なめこの冷凍保存方法
なめこは売られているのが真空パックであれば、買ってきた状態のまま冷凍庫で保存できます。株つきで買った場合は下処理が必要になるので、購入したタイプに合わせて保存しましょう。
真空パックの場合
真空パックの場合は特別な準備はいりません。そのまま冷凍庫に入れて保存し、使う際に取り出してください。1パック分を一度に使いきれない場合は、パックを半分に折って冷凍すれば、使用するときに半量ずつ取り出せるので便利ですよ。
株つきの場合
なめこを株つきの状態で買った場合は、石突きを切り落とす作業が必要になります。
1. 洗わず石づきだけをカットする
なめこは洗わず、そのまま包丁で石づき部分を切り落としてください。かさの部分に汚れがついている場合は、キッチンペーパーなどで軽く拭き取りましょう。石づきを取り除いたら、手でほぐしてバラバラにします。
2. 保存袋に入れて空気をぬく
保存袋に入れて平らになるよう広げたら、空気を抜いて密閉します。この状態で冷凍庫に入れましょう。
解凍時はさっと水洗いしてからそのまま使ってOK
冷凍したなめこはさっと水洗いをしたら、そのまま調理に使って大丈夫です。きのこ類は水洗いしないのが基本ですが、なめこには独特のぬめりがあるため、汚れを落とすためには軽く水洗いが必要になります。洗いすぎると風味や栄養が失われてしまうので注意してくださいね。また、なめこは生食できませんので、必ず加熱調理していただくようにしましょう。
▼なめこは「洗う」が正解!その理由は?
なめこには不純物が付着していることがあります。ぬめりのあるなめこは不純物だけをふき取ることが難しいため、軽く洗ってから使用しましょう。こちらの記事でなめこの洗い方を詳しく説明します。
冷凍なめこを使ったおすすめレシピ
冷凍したなめこは加熱調理することで生の時のようなぬめりの食感も楽しめます。冷凍なめこの場合、次のような料理に使うのがおすすめです。
鶏となめこのつけ汁そば
つけ汁になめこを使ったメニューです。鶏肉から出るつけ汁のコクと、なめこのとろみが楽しめます。冷凍なめこを使えばそのまま鍋で煮詰めることができるので、忙しい方でも手早く調理できます。
豆腐ステーキなめこあんかけ
とろみのあるあんになめこの柔らかな食感がマッチします。あんを作るときに冷凍なめこをそのまま加えれば良いので、一見手間に思えるあん作りも簡単にできます。
なめこの卵とじ
汁物の具材のイメージがあるなめこも、卵とじにするとご飯がすすむおかずに。そのままご飯にのせて丼にするのもおすすめ。
冷凍すれば長持ち!なめこを美味しく食べよう
なめこの冷凍保存はあまり手間がかからないので、積極的に活用したい保存方法です。解凍いらずで料理にも使いやすいので、いろんな料理に役立ててみてくださいね。
▼きのこは冷凍するとうまみ・栄養が出る!
きのこは冷凍すると日持ちが良くなるだけでなく、水分が膨張して細胞壁が壊れるため、うまみや栄養が出やすくなります。きのこをおいしく冷凍するポイントを解説していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。