ウスターソースの代用品一覧!一番味が近いのは意外な”アレ”?管理栄養士による検証結果4選をご紹介!

ウスターソースがなくて困っていませんか?
でも大丈夫!家にある調味料で簡単においしく代用できます。

今回の記事では「ウスターソースの代用」について、管理栄養士が解説します。

代用品のどれがウスターソースに一番近いか、検証した結果もお伝えします!

目次

ウスターソースの代用品は4つある!

ウスターソースとは、野菜や果物をベースにし、食塩、酢、砂糖、香辛料を加えて熟成させた調味料です。

さらさらとしてスパイシーな味わいで、炒め物や焼きそばなどの味付けや、揚げ物のソースとして使われます。

ウスターソースをほかの調味料で代用する場合、代用品は下記があります。

・中濃ソース
・とんかつソース
・お好みソース
・ケチャップ

そのまま使っても問題ありませんが、ウスターソースにさらに近づけるには、しょうゆなどの調味料をさらに加えるのがポイントです。

続けて詳しく解説します。

ウスターソースを代用品で再現するポイント

ウスターソースを代用品で再現する場合は、下記の分量を用いてみましょう。

ウスターソース大さじ1杯分(=小さじ3杯分)を代用したい場合の分量を記載しています。

代用品の特徴とポイントをさらに詳しく解説します。

一番近い「中濃ソース」

中濃ソースはウスターソースと原料が似ていることから、ウスターソースの代用にもっともおすすめできる調味料です。

ウスターソースと同じく、野菜や果物、香辛料がベースになっています。

適度なとろみとスパイシーさがあり、まろやかさと口あたりのよさが特徴です。

中濃ソースはそのまま代用してもOKですが、さらにウスターソースに近づけたい場合は、しょうゆを加えて辛口に近づけ、酢で酸味をプラスします。

【ウスターソース大さじ1杯を中濃ソースで代用する場合の分量】
中濃ソース小さじ2+しょうゆ小さじ0.5+酢小さじ0.5

ちょっと甘め「とんカツソース」

とんかつソースも原料に野菜、果物、香辛料が使われています。

果物が多く使われているため、甘みの強さとどろっとした濃厚さが特徴です。

代用すると少々甘くなりますが、ソースのスパイシーさを感じられるため、代用品の役目をきちんと果たしてくれます。

とんかつソースをウスターソースの代用として使う場合は、しょうゆの塩気と、酢の酸味を加えましょう。

【ウスターソース大さじ1杯をとんかつソースで代用する場合の分量】
とんかつソース小さじ2+しょうゆ小さじ0.5+酢小さじ0.5

うまみが加わる「お好みソース」

お好みソースも野菜、果物、香辛料をベースに作られますが、お好み焼きにあうように、オイスター(牡蠣)や肉などのエキスや、昆布やしいたけなどのうまみ成分が加えられています。

お好みソースは「和」や「中」のテイストが強い調味料であるため、ハンバーグやハヤシライスなどの洋食メニューの代用には向きません。

焼きそばや揚げ物のソースなど、和や中のテイストが入っても問題のない料理の代用にするとよいでしょう。

お好みソースをウスターソースの代用として使う場合は、しょうゆで塩気、酢で酸味を加え、スパイシーさを出すためにこしょうを少々加えます。

【ウスターソース大さじ1杯をお好みソースで代用する場合の分量】
お好みソース小さじ2+しょうゆ小さじ0.5+酢小さじ0.5+こしょう少々

レシピによってはOK「ケチャップ」

ケチャップはトマト、塩、砂糖、酢、香辛料から作られる調味料です。

ケチャップをウスターソースの代用として使う場合は、トマトの甘みが強いため、しょうゆで塩気を加え、酢で酸味を足すのがポイントです。

しかし、ケチャップの味を感じやすいため、違和感のない洋風メニューのときに代用するようにするとよいでしょう。

【ウスターソース大さじ1杯をケチャップで代用する場合の分量】
ケチャップ小さじ1.5+しょうゆ小さじ1+酢小さじ0.5

どの代用パターンがウスターソースに一番近い?食べ比べして検証!

代用品が複数ある場合、どれで代用したらよいか悩んでしまいますよね。

中濃ソースが一番おすすめとお伝えしましたが、実際に食べ比べてみるとどうなのでしょうか?

先ほど紹介した「○○で代用する場合の分量」どおりに配合した代用調味料を使い、焼きそば麺を炒めて味付けしました。

食べ比べてみて、感想をお伝えします!

まずは結果からお伝えします。

一番近いのは中濃ソース、次にとんかつソース、3番目はお好みソース、最下位はケチャップという結果です。

まずはウスターソースで作った焼きそばを味見

まずは、ウスターソースで作った焼きそばを食べてみます。

スパイシーさと適度な酸味を感じ、ウスターソースだけで味が決まりました。

今回作った中で一番焼きそばらしい味でした。

この味をもとに、ほかも食べ比べてみます。

中濃ソース…◎

中濃ソースの甘みは感じますが、適度なスパイシーさも感じられ、ウスターソースに一番近いと感じました。

家に中濃ソースがある方は、迷わず代用品として使ってよいでしょう。

とんかつソース…○

中濃ソースよりさらに甘みを感じますが、違和感は少なく、代用品として問題ないと感じました。

焼きそばとしてはちょっと甘めですが、子どもは喜びそうな味付けになりました。

お好みソース…△

酸味とスパイシーさは足りず、オイスターや昆布などのうまみを強く感じます。

焼きそばというより「お好み焼き味の焼きそば」です。
しかし、これはこれでアリです。

先ほども伝えたとおり、ハンバーグやハヤシライスに使う場合には向きませんが、焼きそばを作る場合であれば◎なので、レシピによって使い分けるとよいでしょう。

ケチャップ…△

ケチャップで代用した焼きそばは、お世辞にも焼きそばといえず……。「ケチャップで炒めた麺」という感想です。

焼きそばに使う際は×ですが、洋風メニューの隠し味としてはケチャップが活躍してくれます。

こちらも、レシピによって使い分けるとよいでしょう。

ウスターソースはなくてもおいしく代用できる♪

今回の記事では「ウスターソースの代用」について、管理栄養士が解説しました。

ウスターソースの代用として一番おすすめなのが中濃ソース、次にとんかつソースです。

お好みソースやケチャップで代用するときは、レシピを見てうまく使い分けるようにしましょう。
または、ウスターソースの使用量が小さじ1程度など、少量であれば省略して問題ない場合もあります。
使いたいレシピによって上手に代用品を選び、おいしい料理を完成させましょう!

▼“ソース”の使い分けマニュアル
ウスター・中濃・濃厚・オイスター…、同じソースでも原材料やとろみ加減によって料理での活かし方に違いがあります。冷蔵庫にソースを余らせない、使い分けのアイディアをご紹介します。

ウスター・中濃・濃厚、どう違う?ソースの違いや使い分け方を知って料理をもっとおいしく!

粉物や揚げ物を食べるときに使うソース。一口にソースといっても原材料やとろみ加減によって、いくつか種類があります。ウスターソース、濃厚ソース、中濃ソース、オイスターソース、それぞれのソースの特徴とそれに合った料理を紹介します。

▼「料理酒が無い!」時の代用レシピ

料理酒の代用品6つ!本当に使えるか仕上がりを比較してみた!

料理に欠かせない料理酒ですが、うっかり切らしてしまったとき、ほかのもので代用できるのでしょうか?日本酒や焼酎など、ほかのお酒で代用した場合の味の違いも気になりますよね。この記事では、料理酒の代用品の紹介と、代用したときの味や仕上がりの違いについて検証してお伝えします。

レシピ
ランキング

おすすめ記事

全体ランキング