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じゃがいもの茹で方と茹で時間|ほくほくに仕上げる&煮崩れさせないコツも
じゃがいもを茹でるとき、丸ごと茹でるか、切って茹でるかで悩んだことはありませんか?
この記事ではじゃがいもの茹で方・茹で時間に加え、おいしく茹でるコツもご紹介します。
じゃがいもを煮崩れせずほくほくに茹でる3つのコツ
茹で方を解説する前に、じゃがいもを煮崩れさせず、ほくほくとおいしく茹でるコツを3つご紹介します。
コツ1:水から茹でる
じゃがいもは水から茹でるのが鉄則!時間をかけて茹でることで甘みが引き立ち、内側に均等に火が入ります。
沸騰したお湯から茹でてしまうと、じゃがいもの外側に熱が入りすぎることで煮崩れしやすくなり、ほくほくとした食感が失われてしまいます。水から茹で、沸騰してきたら火加減を弱めるようにしましょう。
コツ2:皮つきのまま丸ごと茹でる
皮つきのまま茹でることでじゃがいもの栄養が流れ出るのを防ぎます。皮をむいてから調理することも可能ですが、仕上がりがすこし水っぽく感じやすくなるため、皮つきのまま丸ごと茹でた方がおいしく仕上がります。
▼“皮つき”じゃがいもの調理のコツ
外食では気にならないけど、家で調理する際は大丈夫なのか気になる“皮”の部分。調理の際の注意点を管理栄養士の広田千尋さんが解説します。
コツ3:鮮度がいいものを選ぶ
煮崩れしてしまう原因は、じゃがいもの鮮度に問題がある場合も。じゃがいもは熟成が進むほど煮崩れしやすくなります(※)。つまり新じゃがは煮崩れしにくく、調理しやすいじゃがいもです。
スーパーから買ってきてしばらく経ったじゃがいもは、マッシュポテトなど形を気にしない料理への使用に向いているといえるでしょう。
▼じゃがいもの鮮度は<カビ、芽、色、感触、匂い>でチェック!
じゃがいもの鮮度の見極めるポイントや、腐ってしまう原因を管理栄養士が解説します。
じゃがいもの茹で方と茹で時間
それでは、じゃがいもの茹で方をご紹介します。丸ごと茹でる場合、カットしてから茹でる場合など、じゃがいもの状態によって茹で時間が異なりますので注意してくださいね。
それぞれの茹で方に合ったおすすめレシピもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
まるごと鍋で茹でる場合:茹で時間25~30分
じゃがいものほくほく感を楽しむじゃがバターや皮ごと使う料理には、時間はややかかりますが皮つきのまま丸ごと茹でる方法がおすすめです。
手順
1. じゃがいもを洗い、泥を落とす
2. 茹でた後に皮をむく場合は、あらかじめ十字型に切り込みを入れておく
3. 鍋にじゃがいもとたっぷりの水を入れ、中火にかける。沸騰したら弱火にし、25~30分ほど茹でる
4. じゃがいもが熱いうちに、キッチンペーパーや清潔な布巾を使い皮をむく。芽がある場合はスプーン等を使って取り除く
▼<芽はキケン!>茹でてもダメなの知ってた?
食中毒を引き起こす可能性がある、じゃがいもの芽の天然毒“ソラニン”・“チャコニン”。加熱しても毒の成分は無くならないんです。なるべく芽を出させない環境づくりについて詳しく解説します。
丸ごと茹でたじゃがいもを使ったおすすめレシピ
新じゃがとスナップエンドウのコンソメバター蒸し
バターの香りが食欲をそそり、ほくほくなじゃがいもが味わえる一品です。
おからコロッケ
レシピでは電子レンジを使用していますが、じゃがいもをつぶして使うレシピは丸ごと茹でたほうがつぶしやすく、水っぽくもならないのでおすすめです。
カットして鍋で茹でる場合:茹で時間6~8分
茹で時間を短縮させたい場合は、カットしてから茹でる方法もあります。
ただし、まるごと茹でたときより若干水っぽくなるため、マッシュポテトやポテトサラダなど、じゃがいもをつぶして使用する料理にはあまり向きません。ジャーマンポテトのような炒める料理に使うとよいでしょう。
手順
1. じゃがいもを洗ってから皮をむき、料理に使いやすい大きさに切る
2.鍋にじゃがいもとかぶる程度の水、塩をひとつまみを入れて中火にかける。沸騰してきたら弱火にし、竹串がスッと通るやわらかさになるまで6~8分ほど茹でる
3. 茹で上がったじゃがいもをザルにあげ、水気を切る
カットして茹でたじゃがいもを使ったおすすめレシピ
ソーセージとじゃがいものカレー炒め
じゃがいもとカレー粉の相性は抜群!スパイシーな香りが食欲を刺激します。
タラモサラダ
パスタソースで手軽にタラモサラダが作れます。レンジ調理もできますが、茹でた方がほくほくとした食感が楽しめますよ。
じゃがいもとソーセージのチーズ焼き
食事のメイン料理にも、おつまみにもなるレシピです。チーズが全体にコクをプラスしてくれます。
鶏肉とじゃがいものてりやき
ご飯がすすむ一品!茹でたじゃがいもを使うと、よりタレがからみやすくなりますよ。
電子レンジでも加熱できる!
じゃがいもは電子レンジでの加熱も可能です。茹でるよりも短時間で調理でき、洗い物も少ないため楽チンです。
しかし、電子レンジ調理は加熱のムラが出やすいため、食感が均一になりにくいデメリットがあります。電子レンジを使用する際は、じゃがいもの大きさによって加熱時間を調整したり、加熱後に蒸らす時間を作ったりするとよいでしょう。
まるごと電子レンジで加熱する場合:600Wで3~4分
まずは、丸ごと加熱する際の手順を解説します。
手順
1. 洗ったじゃがいもを濡らしたキッチンペーパーでくるみ、その上からラップでふんわりと包む
2. 1を耐熱容器に入れ、600Wの電子レンジでじゃがいも1個につき 3~4分ほど加熱する
3. 加熱後はそのまま3分置いて蒸らす。皮をむく場合は熱いうちにキッチンペーパーや清潔な布巾を使ってむく。芽がある場合はスプーン等を使って取り除く
カットして電子レンジで加熱する場合:600Wで3~4分
続いて、カットしてからレンジ加熱する手順を解説します。
手順
1. じゃがいもを洗ってから皮をむき、食べやすい大きさに切る
2. 1を耐熱容器に入れてラップをふんわりとかける。じゃがいも1個分につき、600Wの電子レンジで3~4分ほど加熱する
レンジで簡単!じゃがいもおすすめレシピ
電子レンジで加熱したじゃがいもは崩れにくいため、じゃがいもの形を活かした料理に向いています。
春キャベツと新じゃがのカレーマヨサラダ
電子レンジだけで完成する時短レシピです。いつものポテトサラダとは違ったおいしさが楽しめますよ。
加熱の仕方によってじゃがいもの栄養価は変化する
ここまでじゃがいもの茹で方(加熱方法)を複数紹介してきましたが、茹で方によって味わいや食感が変わるだけでなく、栄養価も変化します。
たとえば、じゃがいもはいも類の中でもビタミンCを多く含む食材ですが、ビタミンCは水に溶けやすい性質を持っています。
そのため、カットして茹でるよりも皮をむかずに丸ごと茹でた方が、丸ごと茹でるよりも電子レンジで加熱した方が、ビタミンCを効率よく摂取できるのです。
じゃがいものビタミンCはみかんに負けていない!
じゃがいもは糖質が多いイメージがあるかもしれませんが、実はビタミンCが豊富な食材でもあります。
ビタミンCには抗酸化作用があり、がんや動脈硬化の予防として注目されている栄養素です。その量はビタミンCが豊富なみかんにも負けていません。
▼気になるカロリーと糖質
じゃがいものカロリーや糖質についてのイメージは、実は思い込みかもしれません。じゃがいもの栄養に関するナゾを管理栄養士の広田千尋さんが詳しく解説します。
100gあたりのビタミンC含有量は、じゃがいも28mg、みかん32mgと意外にも僅差であることがわかります。
また、ビタミンCは水に溶けやすい性質がありますが、じゃがいもにはでんぷんが含まれているため、茹でた際のビタミンC流出量が比較的少ないとも言われています(※)。
ビタミンCを摂取する観点では電子レンジ加熱がもっとも効率的ですが、茹でてもビタミンCはある程度摂取できるため、作るレシピによってさまざまな調理方法を選ぶとよいでしょう。
料理に合わせた茹で方で、ほくほくのじゃがいもを楽しもう
じゃがいもは水から茹でてゆっくり火を通すことで、ほくほくとした食感に仕上がります。
時間がないときは電子レンジも活用しながら、料理に合わせた加熱方法でさまざまなじゃがいも料理を楽しんでくださいね。
▼意外と知らない!じゃがいもの日持ち・正しい保存方法
じゃがいもの正しい保存方法について【冷蔵・冷凍・調理後】のパターン別に詳しく解説します。