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さつまいもにアク抜きは必要?正しいやり方と料理をおいしく仕上げるコツ
みなさんはさつまいもを料理に使うとき、アク抜きをしていますか?アク抜きが必要なのかどうか、いまいち判断に迷っている方もいると思います。この記事では、さつまいもにおけるアク抜きの必要性と、アク抜きする際の正しいやり方を写真付きで解説します。
さつまいもにアク抜きは必要?
さつまいもを切って放置しておくと、切り口が黒くなってしまった…なんて経験ありませんか?実はこの変化こそが、さつまいもに含まれている「アク」が原因なのです。このアクの正体は、ヤラピンやクロロゲン酸、タンニンと呼ばれる成分で、さつまいもを害虫から守るために存在しているものです。
アクは食べても体に悪い影響はありませんが、見た目が黒くなってしまったり、さつまいもの渋みや苦味を感じてしまう原因となります。さらに、アク抜きをした方が調味料が浸透しやすいというメリットもあります。ですので、基本的には調理前にはアク抜きをした方が、見た目も味も良く仕上がるでしょう。
左は切った後にアク抜きをしたもの、右はアク抜きをせずにそのまま置いておいたものです。10分ほどしか経っていませんが、見た目がかなり違うのがわかりますよね。
▼「黒い」さつまいもの安全性をパターン別に解説
買ってきたさつまいもを保存していると、いつの間にか黒く変色していることがあります。黒くなったさつまいもの安全性をパターン別に解説します。
アク抜きの仕方
アク抜きをすることで変色や味への影響を防ぐことができます。それでは実際にどのようにアク抜きを行えばよいか、アク抜きの仕方をご紹介します。
1. さつまいもを洗って、調理したい大きさに切る。皮を剥く場合はこの時点で皮を剥いておく。
▼さつまいもは“皮ごと”食べるのがおすすめ
さつまいもは皮の部分にも栄養が含まれるため、栄養をしっかり摂りたいなら皮まで食べるのがおすすめです。皮は食べても身体に悪影響を与えるものではありませんので、安心して食べられます。皮ごと食べるためにおすすめのレシピを紹介します。
2. すぐにボウルや容器に入れて、さつまいもがかぶるくらいの水を加える。
3. 10~15分ほど水にさらす。
さらしていると徐々に水が白く濁ってきますが、アクが抜けている証拠です。気になる方は2~3回水を取り替えて、濁らなくなるまでさらすと良いでしょう。調理するときは、しっかり水気を拭き取ってから使ってくださいね。
アク抜きは時短できる?
もし、急いでアク抜きをしたい場合は、水でさらした後に手で揉むか、お米を研ぐようにかき混ぜましょう。白く濁ったら水を取り替えて、白濁しなくなるまで続けます。
また、アクは皮の近くに多く含まれています。そのため、厚めに皮を剥くことでアクの量が減るため、アク抜きの時間を短くすることが出来ます。
アク抜きした方がよい料理
さつまいもは、アクがあることで黒く変色してしまったり、調味料が浸透しにくかったり、味に影響が出たりします。そのため、焼き芋以外の料理では基本的にアク抜きをした方が良いでしょう。
ここでは、アク抜きをすることで特においしく仕上がる料理をいくつか紹介します。
煮物
さつまいもの煮物は、調味料をさつまいもに浸透させるためにアク抜きをしっかりするのがおすすめです。さつまいもの渋みや苦味も感じにくくなり、おいしく仕上がります。
天ぷら
さつまいもの断面を美しく見せたい天ぷらは、アク抜きをしてさつまいもの色合いを保ちましょう。水気をしっかりと拭き取ってから衣をつけて揚げることで、食感も良く仕上がります。
離乳食
赤ちゃんは大人よりも味に敏感なので、離乳食にさつまいもを使う場合は、アク抜きをして、渋みや苦味をきちんと取り除いてあげましょう。厚めに皮をむいてから水にさらし、加熱と裏ごしをしてから、水分を加えます。ほど良いペースト状にしてから食べさせてあげてくださいね。
さつまいものアク抜きは、料理をおいしくするひと手間
アク抜きは少し面倒だな……と思うかもしれませんが、水にさらしておくだけで料理の仕上がりをよくしてくれます。美味しくさつまいもを食べるためのひと手間、ぜひ習慣にしてくださいね。
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▼さつまいも“冷凍保存”のポイント
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