さつまいもにアク抜きは必要?正しいやり方と料理をおいしく仕上げるコツ

みなさんはさつまいもを料理に使うとき、アク抜きをしていますか?アク抜きが必要なのかどうか、いまいち判断に迷っている方もいると思います。この記事では、さつまいもにおけるアク抜きの必要性と、アク抜きする際の正しいやり方を写真付きで解説します。

目次

さつまいもにアク抜きは必要?

さつまいもを切って放置しておくと、切り口が黒くなってしまった…なんて経験ありませんか?実はこの変化こそが、さつまいもに含まれている「アク」が原因なのです。このアクの正体は、ヤラピンやクロロゲン酸、タンニンと呼ばれる成分で、さつまいもを害虫から守るために存在しているものです。

アクは食べても体に悪い影響はありませんが、見た目が黒くなってしまったり、さつまいもの渋みや苦味を感じてしまう原因となります。さらに、アク抜きをした方が調味料が浸透しやすいというメリットもあります。ですので、基本的には調理前にはアク抜きをした方が、見た目も味も良く仕上がるでしょう。

左は切った後にアク抜きをしたもの、右はアク抜きをせずにそのまま置いておいたものです。10分ほどしか経っていませんが、見た目がかなり違うのがわかりますよね。

「黒い」さつまいもの安全性をパターン別に解説
買ってきたさつまいもを保存していると、いつの間にか黒く変色していることがあります。黒くなったさつまいもの安全性をパターン別に解説します。

「黒い」さつまいもは食べられる?斑点や蜜、変色などパターン別に解説

「さつまいもを使おうと思ったら、黒くなっていた……これって食べられるの?」そんな疑問を持つ方に向けて、さつまいもの「黒さ」のパターン別に食べられるかどうか、味に変化はあるのかを解説します。黒くなっている=傷んでいるではないので、正しく見分けておいしく料理に活用してくださいね。

アク抜きの仕方

アク抜きをすることで変色や味への影響を防ぐことができます。それでは実際にどのようにアク抜きを行えばよいか、アク抜きの仕方をご紹介します。

1. さつまいもを洗って、調理したい大きさに切る。皮を剥く場合はこの時点で皮を剥いておく。

▼さつまいもは“皮ごと”食べるのがおすすめ
さつまいもは皮の部分にも栄養が含まれるため、栄養をしっかり摂りたいなら皮まで食べるのがおすすめです。皮は食べても身体に悪影響を与えるものではありませんので、安心して食べられます。皮ごと食べるためにおすすめのレシピを紹介します。

さつまいもは皮ごと食べよう!皮に含まれる栄養とおすすめレシピを紹介

さつまいもを食べるとき、「皮」の部分を捨ててしまっていませんか?実は、さつまいもの皮にはさまざまな栄養素が含まれているので「皮ごと食べる」が正解なんです。この記事では、さつまいもの皮に含まれる栄養素と、皮ごと食べるのにおすすめのレシピを紹介します。

2. すぐにボウルや容器に入れて、さつまいもがかぶるくらいの水を加える。

3. 10~15分ほど水にさらす。

さらしていると徐々に水が白く濁ってきますが、アクが抜けている証拠です。気になる方は2~3回水を取り替えて、濁らなくなるまでさらすと良いでしょう。調理するときは、しっかり水気を拭き取ってから使ってくださいね。

アク抜きは時短できる?

もし、急いでアク抜きをしたい場合は、水でさらした後に手で揉むか、お米を研ぐようにかき混ぜましょう。白く濁ったら水を取り替えて、白濁しなくなるまで続けます。

また、アクは皮の近くに多く含まれています。そのため、厚めに皮を剥くことでアクの量が減るため、アク抜きの時間を短くすることが出来ます。

アク抜きした方がよい料理

さつまいもは、アクがあることで黒く変色してしまったり、調味料が浸透しにくかったり、味に影響が出たりします。そのため、焼き芋以外の料理では基本的にアク抜きをした方が良いでしょう。

ここでは、アク抜きをすることで特においしく仕上がる料理をいくつか紹介します。

煮物

さつまいもの煮物は、調味料をさつまいもに浸透させるためにアク抜きをしっかりするのがおすすめです。さつまいもの渋みや苦味も感じにくくなり、おいしく仕上がります。

天ぷら

さつまいもの断面を美しく見せたい天ぷらは、アク抜きをしてさつまいもの色合いを保ちましょう。水気をしっかりと拭き取ってから衣をつけて揚げることで、食感も良く仕上がります。

離乳食

赤ちゃんは大人よりも味に敏感なので、離乳食にさつまいもを使う場合は、アク抜きをして、渋みや苦味をきちんと取り除いてあげましょう。厚めに皮をむいてから水にさらし、加熱と裏ごしをしてから、水分を加えます。ほど良いペースト状にしてから食べさせてあげてくださいね。

さつまいものアク抜きは、料理をおいしくするひと手間

アク抜きは少し面倒だな……と思うかもしれませんが、水にさらしておくだけで料理の仕上がりをよくしてくれます。美味しくさつまいもを食べるためのひと手間、ぜひ習慣にしてくださいね。

▼<焼き芋>“丸ごと”さつまいもの焼き方

さつまいものおいしい食べ方|自宅でできる焼き芋の作り方も解説!

肌寒い季節に食べたくなるほくほくの焼きいも、自宅で簡単に作ることができたらうれしいですよね。この記事では、焼き芋をお家で作る方法をはじめ、電子レンジで手軽に蒸す方法や簡単なさつまいもレシピを紹介します。

▼<蒸し芋>“丸ごと”さつまいもの蒸し方
手軽にフライパン、炊飯器、電子レンジでできる方法をご紹介します。

さつまいもをおいしく簡単に蒸すコツ|フライパン・炊飯器・レンジ、一番おいしく蒸せるのはどれ?

さつまいもをシンプルにおいしく食べるなら、蒸す方法がおすすめ。蒸し器がなくても、自宅で簡単においしいふかし芋は作れるんですよ。この記事では、フライパン、炊飯器、レンジを使った基本の蒸し方を解説し、どの蒸し方が一番おいしく蒸せるのかを比較します。

▼<茹で芋>“カットした”さつまいもの茹で方

さつまいもの基本の茹で方|甘くほくほくに茹でるコツとは?

さつまいもには茹で・焼き・蒸しなど幅広い調理方法がありますが、茹でたさつまいもはサラダやポタージュといった料理や、スイートポテトなどのお菓子作りに役立ちます。この記事では、さつまいもを甘くほくほくに茹でるコツと手順をわかりやすく解説します。

▼今日のおかずに♪【厳選】さつまいもレシピ

今こそ絶対常備!【さつまいも】が堂々メイン「旬おかずBEST4」簡単&ボリューム満点

秋の味覚の代表格ともいえる「さつまいも」。シンプルに蒸したりするだけでも十分おいしいですが、食べ応えがあるのでおかずに合わせると一気にボリュームアップ!旬のさつまいもをおかずとしておいしく味わうおすすめレシピをご紹介します!

鶏とさつまいものヤンニョム風

鶏むね肉、さつまいも、○塩・こしょう、○酒、片栗粉、●コチュジャン、●しょうゆ、●砂糖、●酒、●にんにくチューブ、●鶏ガラスープの素、いりごま、サラダ油

調理時間:20分

さつまいも“冷凍保存”のポイント
さつまいもは、常温でも長期保存が可能な野菜のひとつです。ただし、常温保存には適切な状態での管理が求められます。温度・湿度を気にせずに長期間保存したり、調理時間を短縮するなら冷凍保存がおすすめです。さつまいもの状態別(生・焼き・茹で・マッシュ)の冷凍保存法を解説します。

さつまいもは冷凍保存できる?生・焼き・茹でなど状態別の保存方法を解説

さつまいもは冷凍しなくても長期保存できるイメージがあるかもしれませんが、場合によっては冷凍した方が長持ちしたり、その後の調理がしやすくなったりします。この記事では、生・焼き・茹で・マッシュといったさつまいもの状態に合わせた冷凍保存の仕方を解説します。

▼このさつまいも、傷んでる? 気になる疑問を詳しく解説

さつまいもに生えたカビは取り除けば食べられる?注意点と予防方法を解説

家で保存していたさつまいもに、いつのまにかカビが生えていた……そんなとき、どう対処していますか?この記事では、カビが生えてしまったさつまいもを食べるときの注意点を中心に、あらかじめカビを防ぐ方法や正しい保存の仕方について解説します。

さつまいも
さつまいものレシピ・節約情報|おいしい&お得ワザ徹底解説
さつまいもに関するレシピや節約情報が大集合!おいしくお得にさつまいもを活用するための購入・料理・保存・栽培する方法や裏ワザを徹底紹介します。

調理方法・準備
ランキング

おすすめ記事

全体ランキング