目次
今、スーパーの野菜が安い理由は?特に安い野菜をまとめて解説!
最近、スーパーの野菜が安いと感じることが増えていませんか?それ、気のせいじゃないんです!実は今、例年に比べて野菜の価格が下がり続けていることが農林水産省の調べでもわかってきました。消費者としては嬉しい限りですが、やすさの背景には何があるのでしょう?また、特にどんな野菜が安くなっているのでしょうか。
野菜がとにかく安い!その理由は?
最近スーパーに行ったことがある人なら、野菜がとにかく安くなっていることに気づかれた方も多いのではないでしょうか?
筆者も近所の大手スーパーでブロッコリーやほうれん草、レタス1玉が100円を切っていたりと、その安さに驚かされます。
家計としては大助かりなのですが、その理由は何故なのでしょうか?
農林水産省から発表された「食品価格動向調査」と電話取材による回答をもとに解説していきます!
「食品価格動向調査」とは?
食品価格動向調査とは、農林水産省が週1回食品の小売店(各都道府県10店舗)の価格動向を迅速に把握するため行っている定点調査のこと。現在は秋冬の需要を踏まえてキャベツ、ねぎ、レタス、たまねぎ、トマト、にんじん、はくさい、だいこんの8品目について価格動向を毎週発表しています。
特に安いのは「葉物」
農林水産省のデータによると、調査している8品目の価格はなんと全て平年比でマイナス。
レタス、キャベツ、はくさいにいたってはほぼ半額になっています。平均すると平年の7割程度まで価格が抑えられていました!
生産局園芸作物課の担当者によると、特に安くなっているのはレタス、キャベツなどの葉物類。
だいこんもかなり安くなっているとのこと。きゅうりもかなり安くなっていましたが、現在は例年通りに戻りつつあるのだそう。
一方で、価格が大きく下がっていないのは玉ねぎやじゃがいもなど。これらは普段から貯蔵していることもあり、需要に合わせて供給量を調整していることが価格が安定している理由なのだそうです。
とはいえ、価格が逆に高騰している野菜は「ない」とのことで、どれをとっても通常と同じかそれよりも安く購入することができるそうです。
安さのいちばんの理由は「天候順調による豊作」
巷では「新型コロナによる外食店舗での忘年会中止が影響している」などと耳にすることもありますが、これほどまでに安い理由は一体なぜでしょうか?
担当者によると、実際に聞き取りをしていく中で外食店舗での消費が減っているということも耳にするすることはあるそう。
ただし、それについてのデータは取っておらず、いちばん大きな影響は今季の天候順調により作物が豊作だったことにあるとのことでした。
今年は台風の上陸がほとんどなく、植え付けた苗が流されるなどの被害もなかったことが最も大きな理由なのだそうです。